この記事は、NIPPON VISA & LIFE編集部が、国や自治体などの公的機関の情報をもとに作成しています。ルールや料金は、お住まいの市区町村によって違うことがあります。
日本語を安く学びたいときは、住んでいる地域の「日本語教室」を探しましょう。市区町村や国際交流協会のホームページで調べるか、役所の窓口で聞くと見つかります。近くに通える教室がないときは、国の機関が作った学習サイトでも学べます。
まず結論:日本語を学ぶ3つの場所
| 学ぶ場所 | どんなところか | 費用 |
|---|---|---|
| 地域の日本語教室 | 地方自治体・国際交流協会・NPO法人などが開く教室。日本語を学びながら、生活の情報を知ったり友達を作ったりできる | 無料の教室もある。日本語学校より安い |
| 日本語学校 | 進学・就職・試験対策など、目的やレベルに合わせたコースがある | 授業料がかかる |
| 通信・遠隔教育 | SNSやeラーニング(インターネットで学ぶ方法)を使って、家で学ぶ | サービスによって違う |
このあと、地域の日本語教室の探し方を中心に説明します。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第8版 第5章3(PDF))
地域の日本語教室とは
国の「生活・就労ガイドブック」では、地域の日本語教室を次のように紹介しています。
- 地方自治体や国際交流協会、NPO法人が開いています
- 場所は、公民館(地域の人が集まる公共の建物)や学校、教会、ボランティアセンターなどです
- ボランティアが教えることが多いです
- 無料の教室もあります。費用は日本語学校より安いです
- クラスは週に1回か2回で、1回1時間から2時間です
日本語教室では、日本語を勉強しながら、生活の情報を知ったり、友達を作ったりできます。
教室ごとに、曜日・時間・費用・レベル・教え方は違います。上の内容は一般的な形です。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第8版 第5章3-3(PDF))
近くの日本語教室の探し方
1. 市区町村のホームページで調べる
まず、住んでいる市区町村のホームページで探します。検索するときは「(市区町村の名前) 日本語教室」と入れてみてください。
地域によっては、教室を地図や条件で探せるページを作っています。例:名古屋市では、公益財団法人名古屋国際センターが、市内の日本語教室を検索できるサイト「なごにほ」を運営しています。
(出典:名古屋市中区「日本語教室」)
2. 都道府県・国際交流協会の一覧を見る
都道府県や、都道府県の国際交流協会(外国人住民を支援する団体)が、県内の日本語教室の一覧を出していることがあります。
国の「生活・就労ガイドブック」には、各地域の日本語教育の担当部署と、日本語教室の一覧のページをまとめた資料のリンクがあります。
この資料の中のリンクや連絡先は、変わっていることがあります。つながらないときは、都道府県の名前と「国際交流協会 日本語教室」で検索してください。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第8版 第5章3-3(PDF))
3. 役所や相談窓口で聞く
インターネットで見つからないときは、市区町村の役所で「日本語教室に行きたいです」と聞いてみてください。外国人住民向けの相談窓口がある市区町村もあります。
役所で最初にする手続は 日本に来たら役所でする手続|転入届・マイナンバー・国民健康保険・国民年金・住民税の基本 で説明しています。
申し込む前に確かめること
「生活・就労ガイドブック」では、日本語教室を探すときに、次のことを確かめるよう勧めています。
| 確かめること | 例 |
|---|---|
| 教室名・主催者 | どの団体が開いている教室か |
| 場所・連絡先・連絡方法 | 電話か、メールか、直接行くのか |
| 対応言語 | 自分の母語で説明してもらえるか |
| 期間・回数・曜日・時間帯 | 仕事のあとや週末に通えるか |
| 参加資格 | 住んでいる地域や、働いている地域の条件があるか |
| 費用 | 無料か、教材の費用がかかるか |
| クラスの形・人数 | グループか、マンツーマン(1対1)か |
| レベル・教える人・内容 | 初めて日本語を学ぶ人のクラスがあるか |
| 駐車場・託児 | 車で行けるか、子どもを預けられるか |
途中から参加できるか、見学できるかも、教室に直接聞いてみましょう。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第8版 第5章3-3(PDF))
日本語学校で学びたいとき
日本語学校には、次のような特徴があります。
- 進学や就職、試験対策など、目的別のコースがあります
- 入門から上級まで、レベル別に学べます
- クラス・グループレッスン・個人レッスンなど、授業の形を選べます
- 授業料がかかります
2024年から、文部科学大臣の認定を受けた日本語学校(認定日本語教育機関)の情報が、国のポータルサイトに多言語で載っています。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第8版 第5章3-3(PDF))
教室に通えないとき:国の学習サイト
仕事や子育てで忙しく、教室に通えないときは、インターネットで学ぶこともできます。国の機関が作ったサイトがあります。
つながるひろがる にほんごでのくらし(つなひろ)
文部科学省の、生活のための日本語の学習サイトです。
- あいさつ、買い物、銀行、電車、役所、防災、子育てなど、生活の場面ごとの動画で学べます
- 自分のレベル、学びたい場面、キーワードから動画を選べます
- 英語・ベトナム語・インドネシア語・中国語・韓国語・フィリピノ語・タイ語・ポルトガル語・ネパール語・ミャンマー語などで説明を読めます
にほんご チェック!(自分の日本語のレベルを知る)
自分の日本語のレベルを、自分で確かめるためのサイトです。「〜ができる」という文を読んで、どのくらいできるかを4段階で答えます。結果は、6つのレベル(A1〜C2)で表されます。日本語教室でクラスを選ぶときや、学ぶ目標を決めるときに役立ちます。
日本語を含む14言語に対応しています。
サイト:にほんご チェック!
そのほかの学習サイト
出入国在留管理庁の「外国人生活支援ポータルサイト」には、国際交流基金(日本語教育を行う国の独立行政法人)の「いろどり 生活の日本語」など、ほかの学習サイトもまとめて載っています。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第8版 第5章3-4・3-5(PDF)、出入国在留管理庁「外国人生活支援ポータルサイト」)
仕事のための日本語を学びたいとき
厚生労働省は、日系人などの定住外国人などを対象に、仕事のための研修(外国人就労・定着支援研修)を行っています。日本の職場でのコミュニケーションやビジネスマナー、働くときのルールなどを学べます。
申し込みは、地域を管轄するハローワークで行います(例:千葉労働局の案内)。対象になるか、近くで開かれるかは、ハローワークで聞いてください。ハローワークの使い方は ハローワークの使い方|外国人が日本で仕事を探すとき(持ち物・求職申込み・通訳・紹介状) で説明しています。
(出典:千葉労働局「外国人の雇用関係」)
困ったとき・よくある疑問
日本語教室の先生は、日本語の先生(プロ)ですか?
地域の日本語教室では、ボランティアが教えることが多いです。試験対策や進学など、決まった目標があるときは、日本語学校のコースも比べてみてください。
子どもに日本語を学ばせたいときは?
子どもが日本の学校に通う場合、学校で日本語の支援を受けられることがあります。まず学校や、市区町村の教育委員会に相談してください。学校に入る手続は 外国籍の子どもを日本の小学校・中学校に入れるには|公立学校の入学の手続・持ち物・費用 で説明しています。
調べ方
「(市区町村の名前) 日本語教室」「(都道府県の名前) 国際交流協会 日本語教室」と検索すると、教室の一覧や地図が見つかることが多いです。日本語で調べるのが難しいときは、役所の外国人向けの相談窓口に聞いてみてください。
子育てや教育のほかの手続は、日本での子育て・教育の基本|妊娠・出産の手続、児童手当、健診と予防接種、保育園・幼稚園、小学校・中学校 にまとめています。

