この記事は、NIPPON VISA & LIFE編集部が、国や自治体などの公的機関の情報をもとに作成しています。ルールや料金は、お住まいの市区町村によって違うことがあります。
日本で仕事を探すときは、ハローワーク(公共職業安定所。仕事を紹介する国の役所)を使えます。仕事の相談・紹介はすべて無料です。初めて行くときは在留カードかパスポートを持って、家の近くのハローワークで「求職申込み」(仕事を探していることの登録)をします。
まず全体の流れ
- 家の近くのハローワークを探す(通訳がいるハローワークもある)
- 在留カードかパスポートを持ってハローワークへ行く
- 「求職申込書」を書くか、パソコン・スマートフォンで自分の情報を入力する
- 窓口で職員と相談し、「ハローワーク受付票」をもらう
- 求人(働く人を探している会社の情報)を探す
- 働きたい会社が見つかったら、窓口で「紹介状」をもらう
- 履歴書などを準備して、会社の面接を受ける
(出典:厚生労働省「外国人向けハローワーク利用チェックリスト」、出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第3章)
ハローワークでできること
ハローワークの職業相談の窓口では、次のサービスを全て無料で受けられます。
| サービス | 内容 |
|---|---|
| 仕事の相談 | 仕事探しや仕事についての、いろいろな相談 |
| 働きたい会社を探す | たくさんの会社の求人情報を見られる。ハローワークのパソコンや自分のスマートフォンからも見られる |
| 働きたい会社への紹介 | 職員が会社や求人のポイントを説明し、面接を受けられるよう「紹介状」を渡す |
| 仕事探しのサポート | 履歴書・職務経歴書の書き方の指導、面接のマナーのアドバイス、模擬面接(面接の練習)、セミナー |
サービスのメニューは、ハローワークごとに違います。家の近くのハローワークで聞いてみてください。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第3章、厚生労働省「外国人向けハローワーク利用チェックリスト」)
出入国在留管理庁の「生活・就労ガイドブック」は、仕事を紹介してもらうためや、働くためにお金を払う必要はないと説明しています。お金を求められて払ってしまったときは、証拠を残しておきましょう。
行く前に確かめること
在留資格で働ける仕事が違う
在留資格によって、日本で働ける仕事は違います。仕事を探す前に、在留カードで自分の在留資格を確認してください。
- 永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者は、働く仕事に制限がありません。
- 留学・家族滞在などは、原則として働くことが認められていません。アルバイトをするには、入管から「資格外活動許可」を受ける必要があります。
- そのほかの働ける在留資格は、在留資格で決められた範囲の仕事だけができます。
自分がどんな仕事で働けるかを証明してほしいときは、入管で「就労資格証明書」を出してもらうこともできます。この証明書は、新しい会社に渡すこともできます。転職のときの在留資格の手続は、在留資格ごとに違います(例:特定技能の転職手続き|在留資格変更の流れと審査期間、申請中は働ける?)。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第3章、厚生労働省「外国人向けハローワーク利用チェックリスト」)
持ち物
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| 在留カードかパスポート | ハローワークは在留カードやパスポートで在留資格を確認する |
| ハローワーク受付票(2回目から) | 求職申込みのときにもらう。ハローワークに行くときは忘れずに持って行く |
会社を辞めて雇用保険(失業したときにお金がもらえる制度)の手続もする人は、ほかの書類も必要です。手続をするハローワークに確かめてください。
(出典:厚生労働省「外国人向けハローワーク利用チェックリスト」)
ハローワークでのやり方
1. 家の近くのハローワークを探す
ハローワークは全国にあります。厚生労働省の一覧(ふりがなつき)で、住んでいる場所の近くのハローワークを探せます。
2. 求職申込みをする
ハローワークにある「求職申込書」を書くか、スマートフォンやハローワークのパソコンで自分の情報を入力します。そのあと、窓口で職員と相談します。
窓口では、在留カードやパスポートを見せます。あなたの在留資格で働ける場合は、「ハローワーク受付票」をもらえます。受付票には「求職番号」が書いてあります。受付票があれば、申し込んだところと違うハローワークでも求人を探せます。
- 求職申込書の書き方(外国人向け):ハローワークインターネットサービス「求職申込書の書き方」
ハローワークに求職申込みをしたことがない人は、ハローワークインターネットサービス(ハローワークのウェブサイト)の「求職申込み」から、自分のパソコンやスマートフォンで「求職者マイページ」を作ることもできます(画面は日本語)。おおむね5年以内に求職申込みをしたことがある人は、ハローワークの窓口で求職者マイページを使いたいと伝えます。
(出典:厚生労働省「外国人向けハローワーク利用チェックリスト」、ハローワークインターネットサービス)
3. 求人を探す
窓口で、あなたの希望に合う求人を探してもらえます。求人票(会社の仕事の内容・給料・働く時間などが書かれた紙)を見て、希望に合うか確かめます。求人票を読むのが難しいときは、職員に相談して希望を伝えてください。
自分のパソコンやスマートフォンからも、ハローワークインターネットサービスで求人を探せます。外国人を歓迎する求人を探したいときは、「フリーワード」に「外国人」や「日本語」と入力すると便利だと、厚生労働省は案内しています。
- 求人票の見方(外国人向け):ハローワークインターネットサービス「求人票の見方」
(出典:厚生労働省「外国人向けハローワーク利用チェックリスト」)
4. 紹介状をもらって面接を受ける
希望に合う求人が見つかったら、ハローワークの窓口で相談します。ハローワークが会社と連絡をとって面接の日を決め、あなたに「紹介状」を渡します。
面接の日までに、「履歴書」(学校・仕事の経歴、資格などを書く書類)や「職務経歴書」(これまでの仕事の内容を書く書類)を準備します。面接の日は、紹介状と履歴書を忘れずに持って行きます。遅れそうなときや行けなくなったときは、会社に電話で連絡します。
ハローワークでは、履歴書の書き方や面接のセミナー、面接の練習(模擬面接)もあります。
(出典:厚生労働省「外国人向けハローワーク利用チェックリスト」)
日本語に自信がないとき
通訳がいるハローワーク
外国人が多く住んでいる地域のハローワークには、ポルトガル語・スペイン語などの通訳がいます。通訳がいる曜日・時間・言葉はハローワークごとに決まっていて、毎日いるとは限りません。行く前に、厚生労働省の一覧で確かめてください。
ハローワークに行けないときは、一部のハローワークに外国語で電話ができます。電話番号は言葉ごとに違います。電話できる時間は決まっていて、日曜・祝日・年末年始は除かれます。対象のハローワークと時間は、厚生労働省のチラシで確かめてください。
(出典:厚生労働省「通訳がいるハローワークのご紹介」、厚生労働省「外国語でハローワークに電話ができます」、出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第3章)
外国人向けのサービスが充実したところ
次の5か所は、外国人向けのサービスが充実しています。
- 東京外国人雇用サービスセンター
- ハローワーク新宿
- 名古屋外国人雇用サービスセンター
- 大阪外国人雇用サービスセンター
- 福岡外国人雇用サービスセンター
ただし、外国人雇用サービスセンターでは、雇用保険の手続はできません。会社を辞めて雇用保険の手続をしたい人は、住んでいる場所の近くのハローワークに行きます。住所・電話番号は、厚生労働省の一覧で確かめてください。
(出典:厚生労働省「全国のハローワークの所在地」、厚生労働省「通訳がいるハローワークのご紹介」)
よくある疑問
お金はかかる?
かかりません。ハローワークの職業相談の窓口のサービスは、全て無料です。
会社を辞めたばかりでも使える?
使えます。会社を辞めたあとは、ハローワークで仕事を探したり、雇用保険の手続をしたりできます。雇用保険のお金(基本手当)を受けられるかどうかや、必要な書類は、ハローワークで確かめてください。
(出典:厚生労働省「全国のハローワークの所在地」、出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第3章)
給料や解雇など、今の会社のことで困っているときは?
賃金・解雇などの労働条件は、外国語で電話相談ができます。
- 「外国人労働者向け相談ダイヤル」:外国人労働者相談コーナーにつながります。通話料がかかります。
- 「労働条件相談ほっとライン」:都道府県労働局と労働基準監督署が閉まったあとや、土日・祝日に、無料で相談できます。
電話番号・言葉・時間は、厚生労働省のページで確かめてください。
(出典:厚生労働省「外国人労働者向け相談ダイヤル」、出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第3章)
在留カードの住所が変わったときは?
ハローワークは在留カードで在留資格を確かめます。引っ越したときは、14日以内に新しい市区町村で届出をして、在留カードの住所も変えておきましょう。届出のしかたは転入届と住民票|日本に来て住所が決まったら14日以内に市区町村へ(持ち物・流れ・引っ越しのとき)にまとめています。
(出典:出入国在留管理庁「住居地の変更届出」)

