この記事は、NIPPON VISA & LIFE編集部が、国や自治体などの公的機関の情報をもとに作成しています。ルールや料金は、お住まいの市区町村によって違うことがあります。
日本で売られている、袋や箱に入った食品(加工食品)には、名前・原材料・期限・保存方法などがラベルに書かれています。期限は「消費期限」と「賞味期限」の2種類があり、意味が違います。アレルギーがある人は、原材料名の欄を見てください。
買い物の全体の流れは、日本でのお金と買い物の基本にまとめています。
まず結論:ラベルで見るところ
- 期限:「消費期限」か「賞味期限」かを見ます。日付は「年・月・日」の順です。
- 保存方法:「要冷蔵」「要冷凍」「常温」など。書かれた方法で保存します。
- 原材料名:アレルギーの原因になる食品は、原材料名の欄の( )の中などに書かれます。
- 栄養成分表示:カロリー(熱量)や塩分(食塩相当量)が気になる人は、ここを見ます。
(出典:消費者庁「日本の食品表示制度(訪日外国人の皆様へ)」)
ラベルの例
包装された加工食品には、名称(一般的な名前)、原材料名、添加物、内容量、期限、保存方法、製造者などが書かれています。次の図は、消費者庁が外国人向けに作ったパンフレットの表示の例(ポテトサラダ)です。

出典:消費者庁「日本の食品表示制度(訪日外国人の皆様へ)」
消費者庁のパンフレットは、日本語のほか英語・中国語・韓国語の版があります(消費者庁「パンフレット」)。
消費期限と賞味期限の違い
| 期限 | 意味 | 食品の例 |
|---|---|---|
| 消費期限 | 過ぎたら食べないほうがよい期限 | 弁当、サンドイッチ、おにぎり、惣菜(そうざい:調理済みのおかず) |
| 賞味期限 | おいしく食べることができる期限 | スナック菓子、カップめん、缶詰 |
- 消費期限は、傷みやすい食品に書かれます。決められた方法で保存したとき、安全に食べられる期限です。
- 賞味期限は、比較的長く保存できる食品に書かれます。決められた方法で保存したとき、品質が保たれる期限です。期限を過ぎても、品質が保たれていることがあるとされています。
- どちらの期限も、ラベルに書かれた保存方法を守ったときの期限です。

出典:消費者庁「期限表示(消費期限・賞味期限)」
(出典:消費者庁「期限表示(消費期限・賞味期限)」、消費者庁「日本の食品表示制度(訪日外国人の皆様へ)」)
日付の書き方
日付は年・月・日の順に書かれます。同じ日付でも、次のように書き方がいくつかあります。
| 書き方 | 意味 |
|---|---|
| 2026.12.31 | 2026年12月31日 |
| 26.12.31 | 2026年12月31日(年の下2けただけ) |
| 令和8年12月31日 | 2026年12月31日(日本の年号。令和8年=2026年) |
令和8年が「08」と書かれることもあります。
期限が書かれている場所
期限は、ラベルの枠の中ではなく、枠の外に書かれていることがあります。そのときは、ラベルの「賞味期限」の欄に「枠外下部に記載」(枠の外の下に書いてある、という意味)などと書かれています。
アレルギー表示の見方
表示が義務の9品目(特定原材料)
包装された加工食品に次の9品目が入っているときは、表示しなければならないことになっています。
えび、カシューナッツ、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)
カシューナッツは、2026年4月1日に義務の品目に加わりました。2年間の経過措置期間(表示を切り替えるための猶予の期間)があるため、しばらくの間は、カシューナッツが入っていても表示されていない商品があることがあります。
(出典:消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」、消費者庁「アレルゲンを含む食品に関する表示について」(令和8年4月1日事務連絡))
表示が推奨の20品目(特定原材料に準ずるもの)
次の20品目は、表示が推奨(できるだけ表示するよう勧められているもの)です。義務ではないので、入っていても表示されないことがあります。
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、ピスタチオ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
(出典:消費者庁「アレルギー表示について」(令和8年4月時点))
原材料名の欄の書き方
アレルギーの原因になる食品(アレルゲン)は、原材料名の欄に、次の2つのどちらかの形で書かれます。
- 個別に書く形:原材料ごとに( )で書きます。例:「ハム(卵・豚肉を含む)」「マヨネーズ(卵・大豆を含む)」
- まとめて書く形:最後にまとめて書きます。例:「(一部に卵・豚肉・大豆・牛肉・さけ・さば・ゼラチンを含む)」
「卵」の代わりに「玉子」「たまご」のように、別の書き方をしていることもあります。
また、「本品製造工場では○○を含む製品を生産しています。」のように、同じ工場で作っていることを知らせる注意書きがあることもあります。この注意書きは、義務ではなく推奨です。
(出典:消費者庁「アレルギー表示について」)
表示がない・表示されないもの
- 包装されていない食品:飲食店の料理、パン屋のパン、ショーウインドウのケーキなどは、表示されていないことがあります。店員に確認してください。
- お酒(アルコール飲料):アレルギーの表示は義務付けられていません。
- 国による違い:日本と海外では、表示されるアレルゲンが同じとは限りません。自分の国で表示されていた品目が、日本では表示されないことがあります。
(出典:消費者庁「日本の食品表示制度(訪日外国人の皆様へ)」)
お店の人に聞くとき
消費者庁は、アレルギーがある人がお店の人に見せる「食物アレルギーコミュニケーションシート」を作っています。食品の絵(ピクトグラム)を指さすか、チェックを付けて見せる形です。日本語のほか、英語・中国語・韓国語の版があります(消費者庁「パンフレット」)。
食べたあとにアレルギーの症状が出たときは、医療機関に相談してください。病院のかかり方は、日本で病気やけがをしたときにまとめています。
保存方法と栄養成分表示
保存方法
ラベルには、「要冷蔵(10℃以下)」「要冷凍」「常温」「直射日光を避け、常温で保存」などの保存方法が書かれています。書かれた保存方法を守ってください。間違った方法で保存すると、食品が早く悪くなることがあります。
(出典:消費者庁「日本の食品表示制度(訪日外国人の皆様へ)」、政府広報オンライン「食品ロスを減らそう!今日からできる家庭での取組」)
栄養成分表示
栄養成分は、熱量(カロリー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の順に書かれています。塩分は「ナトリウム」ではなく、食塩相当量(食塩に直した量)で書かれています。「100g当たり」のように、どれだけの量についての数字かも一緒に見てください。
(出典:消費者庁「日本の食品表示制度(訪日外国人の皆様へ)」)
困ったとき・よくある質問
賞味期限が過ぎたものは、すぐ捨てないといけない?
賞味期限は「おいしく食べることができる期限」です。消費者庁の資料では、期限を過ぎても品質が保たれていることがあるとされています。一方、消費期限は「過ぎたら食べないほうがよい期限」です。消費期限が過ぎたものは、食べないほうがよいとされています。
棚の奥から日付の新しいものを取るのはよくない?
政府広報オンラインは、すぐ使う食品は棚の手前から取ることを勧めています。期限が近い商品が売れ残ると、お店で捨てられてしまうためです(食品ロス:まだ食べられるのに捨てられる食品のこと)。
(出典:政府広報オンライン「食品ロスを減らそう!今日からできる家庭での取組」)
表示がおかしい・買った食品のことで困ったとき
商品のことで困ったときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。相談は無料ですが、通話料がかかります。相談先のくわしい使い方は、買い物や契約で困ったときの相談先|消費者ホットライン188・消費生活センター・クーリング・オフにまとめています。
(出典:消費者庁「消費者ホットライン」)

