日本のお酒とたばこのルール|20歳から・飲酒運転の罰則・たばこを吸える場所

日本のお酒とたばこのルール|20歳から・飲酒運転の罰則・たばこを吸える場所
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この記事は、NIPPON VISA & LIFE編集部が、国や自治体などの公的機関の情報をもとに作成しています。ルールや料金は、お住まいの市区町村によって違うことがあります。

日本では、お酒を飲むこと・たばこを吸うことが認められるのは20歳からです。お酒を飲んだら、車も自転車も運転してはいけません。たばこは、多くの建物の中で原則として吸えません。この記事では、日本で暮らすときに知っておきたい、お酒とたばこの基本のルールを説明します。

Table of Contents

まず結論

  1. お酒もたばこも、20歳になってから
  2. お酒を飲んだら、車・バイク・自転車を運転しない
  3. お酒を飲んだ人に車を貸す、運転する人にお酒を勧める、お酒を飲んだ人に運転を頼むこともしてはいけない
  4. たばこは、決められた場所(喫煙室・喫煙所)で吸う。多くの建物の中は原則禁煙
  5. 吸い殻や空き缶を道に捨てない(ポイ捨てをしない)

(出典:二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律、二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律、出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」、厚生労働省「なくそう!望まない受動喫煙」)

お酒とたばこは20歳から

日本の法律では、20歳未満の人はお酒を飲めません。また、20歳未満の人はたばこを吸えません。法律は「二十歳未満の者」としていて、国籍で分けていません。

日本では、大人(成年)になる年齢は18歳です(民法)。しかし、お酒とたばこは、18歳や19歳でも認められていません。

法律では、次のことも決められています。

  • お酒やたばこを売るお店は、20歳未満の人が飲む・吸うと知りながら売ってはいけません。違反したお店などには、50万円以下の罰金があります
  • お酒やたばこを売るお店は、年齢の確認などをすることになっています。そのため、お店で年齢を聞かれたり、身分証明書を見せるよう言われたりすることがあります
  • 20歳未満の人が飲むため・吸うために持っているお酒やたばこは、取り上げられる(没収される)ことがあります
  • 親など子どもを監督する人は、子どもがお酒を飲んでいるのを知ったら、止めなければなりません

(出典:二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律、二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律、民法 第4条)

お酒を飲んだら運転しない

運転してはいけないもの

出入国在留管理庁の「生活・就労ガイドブック」では、お酒を飲んだら、自動車も自転車も運転してはいけない、としています。電動キックボードなどの「特定小型原動機付自転車」も同じです。

まわりの人にも、次のことが禁止されています。

  • お酒を飲んだ人に、車を貸す
  • 車を運転する人に、お酒を勧める
  • お酒を飲んだ人に、運転を頼む

(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第9章 交通)

飲酒運転の2つの種類と罰則

警察庁の案内では、飲酒運転には「酒酔い運転」と「酒気帯び運転」があります。

酒酔い運転酒気帯び運転
どんな状態吐いた息のアルコールが1リットルあたり0.5mg以上、または、お酒の影響で正常な運転ができないおそれがある状態吐いた息のアルコールが1リットルあたり0.15mg以上
運転した人の罰則5年以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金3年以下の拘禁刑、または50万円以下の罰金
  • 「拘禁刑」とは、刑務所に入れられる刑のことです。
  • 0.15mgより少なくても、お酒を飲んで運転することは法律で禁止されています。
  • 酒酔い運転の「0.5mg以上」という数字の基準は、2026年7月21日から始まりました(道路交通法の改正)。

警察庁は、目安として、体重60kgの人がビールの大瓶2本ぐらい、または日本酒2合(360ml)ぐらいを飲んで30分たつと、この基準に届く可能性がある、としています。ただし、アルコールの分解の速さは人によって違います。「少しなら大丈夫」ではありません。

(出典:警察庁「飲酒運転根絶」(飲酒運転の罰則と行政処分のページ))

車を貸した人・お酒を出した人・一緒に乗った人も罰則

運転した人だけでなく、まわりの人にも罰則があります。

運転した人が酒酔い運転運転した人が酒気帯び運転
車を貸した人5年以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金3年以下の拘禁刑、または50万円以下の罰金
お酒を出した人・一緒に乗った人など3年以下の拘禁刑、または50万円以下の罰金2年以下の拘禁刑、または30万円以下の罰金

(出典:警察庁「飲酒運転根絶」(飲酒運転の罰則と行政処分のページ))

運転免許の点数と取消し

飲酒運転をすると、罰則とは別に、運転免許の行政処分(点数がつき、免許が止められたり、取り消されたりすること)があります。次の表は、それまでに違反などがない場合です。

点数処分
酒酔い運転35点免許の取消し。3年間は免許を取り直せない
酒気帯び運転(0.25mg以上)25点免許の取消し。2年間は免許を取り直せない
酒気帯び運転(0.15mg以上0.25mg未満)13点免許の停止(90日)

(出典:警察庁「飲酒運転根絶」(飲酒運転の罰則と行政処分のページ))

次の朝も気をつける

警察庁は、夜遅くまでお酒を飲んだときは、次の朝もアルコールが体に残っている可能性があるので、車の運転を控えるよう呼びかけています。次の日に運転する予定があるときは、飲む時間と量に気をつけましょう。

「ハンドルキーパー」を決める

警察などは「ハンドルキーパー運動」を呼びかけています。グループで車でお店に行ってお酒を飲むとき、お酒を飲まない人(ハンドルキーパー)を1人決めて、その人が帰りにみんなを家まで送る、という取り組みです。

(出典:警察庁「飲酒運転根絶」(飲酒運転の罰則と行政処分のページ))

自転車に乗るときのほかのルールは、日本で自転車に乗るときのルール|左側通行・ヘルメット・防犯登録・青切符(反則金)で説明しています。

たばこを吸える場所・吸えない場所

多くの建物の中は「原則禁煙」

2020年4月から、健康増進法という法律のルールで、たくさんの人が使う建物や飲食店などの中は、原則として禁煙になりました。たばこを吸えるのは、決められた条件を満たした喫煙室の中などです。

  • 学校・病院・子どものための施設・役所などは、建物の中だけでなく、敷地の中も原則禁煙です(必要な対策をとった屋外の喫煙場所を除く)。
  • 喫煙室がある建物には、そのことを示す標識(マーク)が出ています。
  • 加熱式たばこにも、専用の喫煙室のルールがあります。

(出典:厚生労働省「なくそう!望まない受動喫煙」改正法のポイント、同「国民のみなさまへ」)

20歳未満の人は喫煙室に入れない

20歳未満の人は、たばこを吸わない場合でも、喫煙室などの喫煙エリアに入れません。お客さんだけでなく、そこで働く人(従業員)も同じです。アルバイト先に喫煙室がある場合も覚えておきましょう。

禁止の場所で吸うと過料のことも

厚生労働省の案内では、喫煙が禁止されている場所でたばこを吸うと、指導や命令の対象になり、30万円以下の過料(お金を払わせる罰)が科されることがあります。過料の金額は、裁判所の手続で決められます。

(出典:厚生労働省「なくそう!望まない受動喫煙」改正法のポイント)

ポイ捨てをしない

「生活・就労ガイドブック」では、多くの市区町村で、空き缶やたばこの吸い殻などを道ばたなどに捨てる「ポイ捨て」を禁止する条例(市区町村のきまり)を作っていて、罰を受けることがある、としています。吸い殻は、決められた場所に捨てましょう。

道でたばこを吸ってよいかどうかのルールは、市区町村によって違います。住んでいる市区町村のホームページで「(市区町村の名前) 路上喫煙」と検索して確かめてください。

(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第12章 日常生活におけるルール・習慣)

よくある質問

自分の国では18歳から飲めます。日本でも飲んでいい?

いいえ。日本では、お酒もたばこも20歳からです。法律は国籍で分けていないので、外国から来た人も同じです。

少しだけ飲んだあと、自転車で帰ってもいい?

いけません。ガイドブックでは、お酒を飲んだら、自転車を運転してはいけない、としています。ガイドブックの自転車の罰則の表でも、飲酒運転の罰則は上の表と同じです。自転車を押して歩いて帰るか、電車やバス、タクシーを使いましょう。

お店で年齢を確認されたら?

法律で、お酒やたばこを売るお店は年齢の確認などをすることになっています。求められたら、年齢がわかるものを見せてください。

お酒を飲みすぎて具合が悪くなったら?

急な病気やけがで救急車が必要なときは、119番に電話します。救急車を呼ぶか迷うときの相談先は、日本で救急車を呼ぶには|119番のかけ方・伝えること・迷ったときの相談窓口(#7119)を読んでください。

日本で暮らすときのマナーとルールの全体は、日本で暮らすときに知っておきたいマナーとルールで説明します。

記事作成で参照した一次情報

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執筆

NIPPON VISA & LIFE編集部です。日本で暮らす外国人のみなさんに向けて、ごみ出し・交通・病院・役所の手続などの暮らしの情報と、入管・在留に関する公的機関の発表を、11言語でお届けしています。記事は、国や自治体などの公的機関の情報をもとに作成しています。

The NIPPON VISA & LIFE editorial team provides practical information for foreign residents in Japan — garbage sorting, transportation, hospitals and city hall procedures — as well as announcements from public agencies on immigration and residence, in 11 languages. Our articles are based on information from national and local government agencies.

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