この記事は、NIPPON VISA & LIFE編集部が、国や自治体などの公的機関の情報をもとに作成しています。ルールや料金は、お住まいの市区町村によって違うことがあります。
日本で移動するときは、電車・バス・自転車をよく使います。車やバイクを運転するには、運転免許が必要です。この記事では、場面ごとに「何に気をつけるか・どこを見ればよいか」をまとめます。
場面ごとのポイント(全体の地図)
| こんなとき | 大事なこと | くわしい記事 |
|---|---|---|
| 道を歩く・道を渡る | 信号に従う。横断歩道を渡る | この記事 |
| 電車に乗る | 切符か交通系ICカードで改札を通る | 電車の乗り方 |
| バスに乗る | 運賃の払い方は2通り。乗るドアや払い方はバスによって違う | バスの乗り方 |
| 自転車に乗る | 車道の左側を走る。ヘルメットをかぶる | 自転車のルール |
| 電動キックボードなどに乗る | 16歳未満は運転できない。車道を走る | この記事 |
| 車・バイクを運転したい | 運転免許が必要。外国の免許で運転できるのは長くて1年 | この記事 |
| 交通事故にあった・起こした | けが人がいれば119番。警察(110番)に必ず知らせる | この記事 |
道を歩くとき
- 信号のある場所では、信号が青になってから渡ります。歩行者用の信号があるところでは、その信号に従います。
- 青になっても、右と左の車が止まったかを確かめてから渡りましょう。
- 人の形の青い信号が点滅しているときは、渡り始めてはいけません。渡っている途中なら、急いで渡るか、引き返します。
- 近くに横断歩道がないときは、道路がよく見える場所で、右と左を確かめてから渡ります。斜めに渡ってはいけません。
- 踏切(線路と道路が交わる場所)では、手前で必ず止まり、右と左を確かめます。警報機が鳴っているときや、遮断機(通れないようにする棒)が下り始めてからは、入ってはいけません。
- 夜に道路を歩くときは、車から見えやすいように明るい色の服を着て、反射材(光を反射するもの)を付けましょう。
電車に乗るとき
電車に乗るときは、駅で切符を買うか、交通系ICカード(お金を入れておいて、改札でタッチして運賃を払うカード)を使います。駅の入口の改札を通り、案内表示で行き先の電車が来るホームを確かめます。ホームでは、白い線か黄色いブロック(点字ブロック)の内側で電車を待ちます。
切符の買い方、改札の通り方、ICカードのチャージ(お金を入れること)、カードをなくしたときの手続は、日本の電車の乗り方と交通系ICカード|切符の買い方・改札の通り方・チャージ・なくしたときで説明しています。
バスに乗るとき
出入国在留管理庁の「生活・就労ガイドブック」では、路線バスの払い方を次の2つに分けて説明しています。
- どこまで乗っても同じ運賃のバス:乗るときに運賃を払います。ICカードは、乗るときに1回タッチします。
- 乗る距離で運賃が変わるバス:乗るときに整理券(番号が書かれた小さな紙)を取り、降りるときに運賃を払います。ICカードは、乗るときと降りるときの2回タッチします。
ただし、乗るドアや払うタイミングは、地域やバス会社によって違います。例えば、横浜市営バスは前のドアから乗って運賃を先に払い、札幌市の案内では、ドアが2つあるバスは中央(うしろ)のドアから乗るとしています。乗り方の例、両替、降りるときのボタン、ICカードのお金が足りないときは、日本の路線バスの乗り方|乗るドア・整理券・運賃の払い方・降りるときのボタンを見てください。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」、横浜市交通局「市営バスの乗り方」、札幌市「運賃の支払い方法、乗り継ぎ方法」)
電車・バスの中のマナー
- 大きい声で話さないようにしましょう。車内で携帯電話で通話するのは、日本ではマナー違反とされています。
- イヤホンから音がもれないようにします。
- 混んでいるときは、リュックサックを背負ったままにしないようにします。
自転車に乗るとき
日本では、自転車は「車両」(車のなかま)です。車道の左側を走るのが原則で、歩道を走るのは例外です。信号と一時停止を守り、夜はライトをつけます。お酒を飲んだら自転車に乗ってはいけません。ヘルメットもかぶりましょう。
2026年4月1日から、16歳以上の人の自転車の交通違反に「青切符」(反則金を払う制度)が使われています。歩道を走れるとき、防犯登録、駐輪のルールなどは、日本で自転車に乗るときのルール|左側通行・ヘルメット・防犯登録・青切符(反則金)で説明しています。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」、警察庁「自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~」、警察庁「自転車への青切符導入」リーフレット)
電動キックボードなどに乗るとき
電動キックボードなど、決められた基準に合う小さな電動の乗り物を「特定小型原動機付自転車」といいます。キックボードの形のほかに、自転車の形や座って乗る形もあります。
- 運転免許はいりません。ただし、16歳未満の人は運転できません。
- 大きさや構造が基準に合わないものは、運転免許が必要な乗り物になります。
- ナンバープレートを付けて、自賠責保険(すべての車やバイクが入らなければならない保険)に入る必要があります。
- 車道を走ります。歩道を走れるのは、最高の速さを時速6キロ以下にするモードにしていて、歩道を走ってよいという標識などがある場所だけです。
- 道路の左端に寄って走ります。右側を走ってはいけません。
- お酒を飲んだら運転してはいけません。二人乗り、横に並んで走ること、運転中の傘やスマートフォンの使用も禁止です。
- 高速道路には入れません。乗るときはヘルメットをかぶりましょう。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」、警察庁「特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について」)
車・バイクを運転したいとき
日本で運転する3つの方法
日本で車やバイク(オートバイ)、一般原動機付自転車(いわゆる原付バイク)を運転する方法は、次の3つです。
- 日本の運転免許を取る
- 国際運転免許証で運転する(ジュネーブ条約の国が出した、決められた形のもの)
- 外国の運転免許証に、大使館などが作った日本語の翻訳文を付けて運転する(スイス・ドイツ・フランス・ベルギー・モナコ・台湾の6か国・地域)
2と3で運転できるのは、長くて1年です。ペダルの付いた電動バイクも一般原動機付自転車にあたるので、このどれかの方法が必要です。
日本の運転免許の取り方
- 試験を受ける:運転免許センターなどで、技能試験・学科試験・適性試験(視力など)を受けて合格します。自動車学校(指定自動車教習所)を卒業すると、技能試験が免除されます。
- 外国の免許から切り替える:外国の運転免許を持っている人は、運転に必要な知識や技能を確かめて、問題がないと認められると、学科試験と技能試験が免除されます。外国の免許を取ったあと、その国に3か月以上いたことが条件です。申請は、住んでいる都道府県の警察の運転免許センターなどでします。必要な書類は、運転免許センターなどに問い合わせてください。
警察庁は、外国の運転免許を持っている人向けに、日本での運転と免許の取り方の案内を、英語・ベトナム語・インドネシア語・中国語・韓国語・タガログ語・タイ語・ポルトガル語・ネパール語・ミャンマー語などで出しています。
運転するときの主なルール
- 道路の左側を走ります。信号・標識・道路の表示に従います。
- 運転中にスマートフォンや携帯電話を使ってはいけません。
- 横断歩道では歩行者が優先です。渡ろうとしている人がいるときは、横断歩道の手前で止まります。
- お酒を飲んだら、運転してはいけません。お酒を飲んだ人に車を貸すこと、運転する人にお酒を勧めることもしてはいけません。
- 運転する人も、一緒に乗る人も、シートベルトをします。6歳未満の子どもは、チャイルドシートを使います。
- バイクに乗るときは、ヘルメットをかぶり、あごひもをしっかり締めます。
- 警察官に求められたら、運転免許証を見せなければなりません。
免許を持ったあとのこと
- 日本の運転免許証には有効期限があります。免許証に書かれた住所に、更新の案内のはがきが届きます。期限までに更新しないと、運転できなくなります。
- 氏名や住所が変わったときは、近くの警察署などで変更の手続をします。
- 交通違反や交通事故には点数が付きます。過去3年間の合計の点数によって、免許の停止や取消しになることがあります。
- 車やバイクは、自賠責保険に入っていないと運転できません。自賠責保険では、物が壊れた事故などは払われないので、それを補う任意保険(自分で選んで入る保険)もあります。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」、警察庁「Driver’s License」(外国の運転免許を持っている人への案内))
交通事故にあったとき・起こしたとき
- 車やバイクを運転していたら、すぐに運転をやめます。ほかの車のじゃまにならない安全な場所(道路の端など)に移します。
- けがをした人がいるときは、119番で救急車を呼びます。救急車が来るまでは、けがをした人をむやみに動かさず、電話の担当者の指示に従います。
- けがをした人がいてもいなくても、110番で警察に知らせます。警察官が来るまで、その場を離れてはいけません。
- 警察官が来たら、事故の様子を話し、現場を確かめてもらいます。
- けがはない、軽いと思っても、あとで重いけがだと分かることがあります。早めに医師にみてもらいましょう。
事故のあとで支援を受ける手続などに、「交通事故証明書」が必要になることがあります。この証明書は、自動車安全運転センターに申請して取ります。警察に届け出ていない事故の証明書は取れないので、事故が起きたら必ず警察に知らせてください。
110番で聞かれることは、主に「いつ・どこで・何があったか」「あなたの名前と連絡先」「事故の相手の性別・人数・年齢・服装など」「けが人がいるか」です。119番のかけ方は、日本で救急車を呼ぶには|119番のかけ方・伝えること・迷ったときの相談窓口(#7119)で説明しています。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」、自動車安全運転センター)
住んでいる地域のルールの調べ方
- 電車やバスの乗り方は、住んでいる地域の鉄道会社・バス会社・市区町村の交通局の公式ホームページで「乗り方」のページを見てください。
- 運転免許の手続は、住んでいる都道府県の警察(運転免許センター)のホームページで確かめます。「(都道府県の名前) 外国免許 切替」などで検索できます。
- 分からないときは、住んでいる市区町村の窓口や、地域の国際交流協会・外国人相談窓口に聞きましょう。

