この記事は、NIPPON VISA & LIFE編集部が、国や自治体などの公的機関の情報をもとに作成しています。ルールや料金は、お住まいの市区町村によって違うことがあります。
夜や日曜・祝日に具合が悪くなったら、地域の休日夜間急患センター(「休日急患診療所」「夜間急病センター」などの名前のこともある)や、当番医などで診てもらえることがあります。今診てもらえるところは、厚生労働省の「医療情報ネット(ナビイ)」や、電話の相談窓口で探せます。
まず結論:夜間・休日に具合が悪くなったときの流れ
- 命にかかわりそうなときは、すぐに119番で救急車を呼ぶ
- 救急車を呼ぶか、今すぐ病院に行くかで迷うときは、#7119(救急安心センター事業。地域によって番号が違う)に電話で相談する。子どものことは #8000(子ども医療電話相談)
- 自分で行けるときは、「医療情報ネット(ナビイ)」の「休日夜間対応医療機関」や、市区町村の案内で、今診てもらえるところを探す
- 出かける前に、その医療機関に電話して、今受診できるか確かめる
- マイナ保険証などとお金を持って行く
救急車の呼び方と、119番で聞かれることは 日本で救急車を呼ぶには|119番のかけ方・伝えること・迷ったときの相談窓口(#7119) を読んでください。病院のかかり方の全体は 日本で病気やけがをしたとき|病院・救急車・薬・医療保険・相談窓口の基本 にまとめています。
夜間・休日に診てもらえるところ(3つの段階)
日本の救急医療は、厚生労働省の要綱で、次のような段階に分けて整えられています。
| 段階 | どんなところ | 役割 |
|---|---|---|
| 初期救急 | 休日夜間急患センター(「休日急患診療所」「夜間急病センター」などの名前のこともある)、在宅当番医制 | 休日・夜間に、地域の人の急な病気を診る |
| 第二次救急 | 病院群輪番制などで受け持つ病院 | 休日・夜間に、入院が必要な重い救急の患者を診る |
| 救命救急センター | 都道府県が整える病院 | 重い救急の患者を、原則として24時間受け入れる |
初期救急の診療所は、診る時間と科が決まっています(例:横浜市の休日急患診療所は内科・小児科)。どの施設が、いつ、どの科を診るかは、地域によって違います。
(出典:厚生労働省「救急医療対策事業実施要綱」、出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第6章 医療 1-1)
例:横浜市の場合
横浜市は、次のように案内しています(2026年10月21日に確認)。
- 日曜・祝日・年末年始(12月30日〜1月3日):各区に1か所ずつ「休日急患診療所」があり、内科・小児科を診る。診療時間は、多くの区で10時から16時
- 夜間:市内3か所の「夜間急病センター」が、毎日20時から24時に診る(内科・小児科など)
- 深夜0時以降:内科は、市が案内する病院(二次救急拠点病院)で初期の救急診療をしている。受診の前に必ず電話で確かめる
- 歯の急な痛み:歯科の休日・夜間の診療所がある
ほかの市区町村では、名前や時間、しくみが違うことがあります。お住まいの市区町村のホームページで「休日急患診療所」「夜間急病」「休日当番医」と検索するか、市区町村の広報誌(お知らせの冊子)を見てください。
(出典:例として横浜市「急病時のご相談・救急医療機関のご案内」)
今、診てもらえるところの探し方
医療情報ネット(ナビイ)で探す
「医療情報ネット(ナビイ)」は、厚生労働省が運営する、全国の病院・診療所・歯科診療所・薬局を探せるサイトです。2024年4月から、都道府県ごとにあった検索のしくみをまとめて、全国で同じサイトになりました。
- 「急いで探す」の「休日夜間対応医療機関」で、住所・地図・駅(鉄道の路線)・今いる場所(GPS)から地点を選ぶと、近い順に表示される
- 「現在診療中の医療機関」でも探せる
- 「外国語」の項目で、外国語で対応できる医療機関を探せる
- 画面の表示は、日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語に切り替えられる
(出典:厚生労働省「医療情報ネット(ナビイ)休日夜間対応医療機関」、厚生労働省「医療機能情報提供制度(医療情報ネット(ナビイ))について」)
電話で聞く:#7119
「#7119」(救急安心センター事業)は、急な病気やけがで「救急車を呼んだほうがいいか」「今すぐ病院に行ったほうがいいか」迷ったときの、電話の相談窓口です。医師・看護師・救急救命士などが話を聞いて、急ぐ症状かどうかを判断します。急ぐときは救急車につなぎ、そうでないときは、受診できる医療機関や、受診のタイミングを教えてくれます。
- 消防庁によると、#7119は全国42地域で行われています
- #7119がない地域でも、別の番号で救急の電話相談をしていることがあります。お住まいの都道府県や市区町村のホームページで確かめてください
(出典:消防庁「救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?」)
子どものことは:#8000
子どもの急な病気で困ったときは、「#8000」(子ども医療電話相談事業)に電話できます。
- 都道府県ごとに行われている。#8000のほかに、都道府県ごとの一般の電話番号もある
- 相談できる時間は、都道府県によって違う(平日と休日で違うところもある)。厚生労働省の一覧(2026年5月22日現在)では、47都道府県すべてが深夜0時以降も行っている
(出典:厚生労働省「子ども医療電話相談事業(♯8000)について」)
外国語で聞きたいとき
- 医療情報ネット(ナビイ)の「外国語」の項目で、外国語で対応できる医療機関を探せます
- 日本政府観光局(JNTO)のサイトでも、外国語で医療機関(都道府県が選んだ、外国人の患者を受け入れる医療機関など)を探せます(主に旅行者向け)
- 住んでいる地域の市区町村や、国際交流協会にも相談できます
- 都道府県が外国語の電話案内をしていることがあります。例:東京都は、外国語で対応する医療機関の案内や、日本の医療制度の説明を電話でしています(03-5285-8181。英語・中国語・韓国語・タイ語・スペイン語、毎日9時〜20時。相談料は無料、通話料は自分で払う)。日本語では、都内の今診てもらえる医療機関を24時間案内する「ひまわり」(03-5272-0303)があります
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第6章 医療 1-2、例として東京都保健医療局「外国人患者向け医療情報サービス」、東京都保健医療局「各種医療機関案内」)
行く前に・持って行くもの
- 電話で確かめる:案内されている診療時間や科は変わることがあります。行く前に、その医療機関に電話して、今受診できるか確かめてください
- マイナ保険証など:病院や診療所では、マイナ保険証など(資格確認書を含む)を出します。出さないと、医療費をいったん全額自分で払うことになります
- お金:例:横浜市は、休日急患診療所に行くときは保険証と現金を持って行くよう案内しています
受付での手続や支払いのしかたは 日本での病院のかかり方|病院と診療所の選び方・受付で出すもの・問診票・支払い・薬局まで を読んでください。
(出典:出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第6章 医療 1-1・2-1、横浜市「休日に診察を行っている診療所・病院はありますか。」、横浜市「急病時のご相談・救急医療機関のご案内」)
困ったとき・よくある質問
年末年始に具合が悪くなったら?
年末年始に具合が悪くなったら、休日急患診療所や当番医などを、医療情報ネット(ナビイ)や市区町村の案内で探してください。例:横浜市の休日急患診療所は、12月30日から1月3日も診ています。日本の祝日と年末年始の休みは 日本の祝日と年末年始の休み|2026年・2027年の祝日一覧と、役所・銀行・郵便が休む日 にまとめています。
夜間の診療所で、けがも診てもらえる?
休日・夜間の診療所は、診る科が決まっています。例:横浜市の休日急患診療所は内科・小児科です。けがのときは、#7119などの電話相談や医療情報ネット(ナビイ)で、けがを診てもらえるところを探し、行く前に電話で確かめてください。
軽い症状でも救急車を呼んでいい?
救急車を呼ぶか迷うときは、#7119(または地域の救急電話相談)に相談できます。急ぐ症状だと判断されれば、そこから救急車につないでくれます。命にかかわりそうなときは、迷わず119番に電話してください。
(出典:消防庁「救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?」)
記事作成で参照した一次情報
- 厚生労働省「医療情報ネット(ナビイ)休日夜間対応医療機関」
- 厚生労働省「医療機能情報提供制度(医療情報ネット(ナビイ))について」
- 厚生労働省「救急医療対策事業実施要綱」
- 厚生労働省「子ども医療電話相談事業(♯8000)について」
- 消防庁「救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?」
- 出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」第8版(第6章 医療)
- 日本政府観光局(JNTO)「具合が悪くなったときに役立つガイド」
- 東京都保健医療局「外国人患者向け医療情報サービス」
- 東京都保健医療局「各種医療機関案内」
- 横浜市「急病時のご相談・救急医療機関のご案内」
- 横浜市「休日に診察を行っている診療所・病院はありますか。」

