日本でパソコン・スマホ・小型家電を捨てるには|メーカー回収・携帯ショップ・市区町村の回収ボックスとデータの消し方

日本でパソコン・スマホ・小型家電を捨てるには|メーカー回収・携帯ショップ・市区町村の回収ボックスとデータの消し方
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この記事は、NIPPON VISA & LIFE編集部が、国や自治体などの公的機関の情報をもとに作成しています。ルールや料金は、お住まいの市区町村によって違うことがあります。

パソコン・スマートフォン・デジタルカメラなどの小型家電は、ふつうのごみとは別の方法で捨てることが多いです。パソコンはメーカーの回収、スマホは携帯電話のショップ、ほかの小型家電は市区町村の回収が基本です。パソコンを捨てる前には、データを自分で消すことを忘れないでください。

テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは別の決まりです。日本でテレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンを捨てるには|家電リサイクル法の4品目の出し方と料金を見てください。ごみの分け方の全体は日本のごみの分け方と出し方|燃やすごみ・資源ごみ・粗大ごみの基本ルールにまとめています。

Table of Contents

まず結論:何をどこに出すか

捨てるものおもな出し先
パソコン(本体・ノート・ディスプレイ)① パソコンのメーカーに申し込む ② 市区町村や家電量販店(大きな電器店)の小型家電の回収
スマートフォン・携帯電話携帯電話会社のショップ(無料)
デジタルカメラ・ゲーム機・電子辞書など市区町村の小型家電の回収(回収ボックスなど)
外せる充電式電池・モバイルバッテリー市区町村の案内のとおり(充電式電池だけなら、電池の回収をしているお店もあります)

パソコンのデータを消すのは、捨てる人の責任です(下の「捨てる前に:パソコンのデータを消す」)。市区町村の回収に出すときは、外せる電池を先に外すように案内しているところがあります(例:新宿区)。

小型家電リサイクル法という法律では、市区町村や家電量販店が小型家電を集め、国が認定した事業者がリサイクルするしくみが決められています。ただし、どこでも同じ品目を集めているわけではありません。集める品目や方法は、市区町村やお店によって違います。

(出典:環境省「小型家電リサイクル法 ~法律の概要・関係法令~」、パソコン3R推進協会「小型家電リサイクルによるパソコンの回収」)

パソコンの捨て方

方法1:メーカーに回収を申し込む

パソコンのメーカーには、家庭で使い終わったパソコンを回収して、リサイクルする義務があります。対象は次のものです。

  • デスクトップパソコンの本体
  • ノートパソコン
  • 液晶ディスプレイ・ブラウン管(CRT)ディスプレイ(パソコンのモニター)
  • ディスプレイ一体型のパソコン

買ったときにいっしょに入っていたキーボード・マウス・ケーブルなどは、パソコンといっしょに出せば回収されます。プリンターなどの周辺機器は対象外です。

流れ

  1. パソコンのメーカー名・種類(デスクトップ、ノートなど)・型番を確かめます。
  2. パソコン3R推進協会の「メーカー窓口一覧」から、そのメーカーの受付ページに行って申し込みます。多くのメーカーはインターネットで申し込めます。
  3. メーカーから「エコゆうパック伝票」(送り先などが印刷された専用の伝票)が届きます。
  4. パソコンを自分で包みます。段ボール箱や厚いポリ袋など、家にあるものでかまいません。本体とディスプレイは別々に包みます。
  5. 伝票を貼って、郵便局に集荷を頼むか、郵便局に持って行きます。コンビニエンスストアや簡易郵便局からは出せません。
  • 本体とディスプレイのメーカーが違うときは、それぞれのメーカーに申し込みます。
  • 申し込みをしないで郵便局に持って行っても、受け付けてもらえません。
  • 集荷のときは家にいる必要があります。電話で頼むときに、家にいる時間を伝えます。

(出典:パソコン3R推進協会「リサイクルの手順」、パソコン3R推進協会「PCリサイクルQ&A」)

料金:「PCリサイクルマーク」を確かめる

パソコンの本体の後ろや底などに「PCリサイクルマーク」が付いているか確かめます。

マーク料金
あるメーカーが無料で回収します
ない(2003年9月までに売られたものなど)回収再資源化料金がかかります。金額はメーカーごとに決まっています
  • 料金がかかるときも、郵便の料金は別にかかりません。
  • メーカーがなくなった(倒産・撤退した)パソコンや、自分で組み立てたパソコンは、パソコン3R推進協会が回収します。この場合は、マークがあっても料金がかかります。
  • 中古で買ったパソコンや、人にもらったパソコンも、そのメーカーに申し込みます。

(出典:パソコン3R推進協会「PCリサイクルマークについて」、パソコン3R推進協会「PCリサイクルQ&A」、パソコン3R推進協会「メーカー名が見当たらない場合」)

方法2:市区町村や家電量販店の小型家電の回収に出す

パソコンを捨てる人に、メーカーに渡す義務があるわけではありません。正しい方法なら、出し方を選べます。

  • 市区町村:小型家電リサイクルとしてパソコンを集めているところがあります。粗大ごみや不燃ごみ(燃えないごみ)として集めるところもあります。反対に、パソコンをごみとして集めない市区町村も多くあります。
  • 家電量販店:小型家電リサイクルとして、パソコンを回収している店があります。ただし、すべての店で回収しているとは限りません。回収するか、方法、料金は、お店のホームページか店舗で確かめてください。

お住まいの市区町村がパソコンを回収しているかは、市区町村のごみの担当、ホームページ、ごみカレンダー(ごみの日の表)で確かめられます。

(出典:パソコン3R推進協会「PCリサイクルQ&A」、パソコン3R推進協会「小型家電リサイクルによるパソコンの回収」)

スマートフォン・携帯電話の捨て方

携帯電話会社のショップで、使い終わった携帯電話・スマートフォンを無料で回収しています(モバイル・リサイクル・ネットワーク)。

  • 本体だけでなく、電池と充電器も回収しています。
  • 機種を変えるときや契約するときでなくても、いつでも受け付けています。古い機種でもかまいません。
  • 写真やデータを新しい機種に移すことについても、ショップで相談できます。

市区町村の小型家電の回収に出せることもあります。例えば新宿区では、携帯電話も区の回収ボックスや窓口で回収しています。

(出典:電気通信事業者協会「モバイル・リサイクル・ネットワーク(MRN)の概要」、新宿区「使用済小型電子機器等の出し方」)

デジタルカメラ・ゲーム機などの小型家電の捨て方

市区町村によっては、役所などに置いた回収ボックスや窓口で小型家電を集めています。小型家電リサイクルに参加しているか、集める品目は何かは、市区町村によって違います。

例:東京都新宿区の場合

  • 回収する品目:携帯電話、デジタルカメラ、ポータブルビデオカメラ、携帯音楽プレーヤー、携帯ゲーム機、ポータブルカーナビ、電子辞書、電卓、リモコン・ACアダプター・ケーブルなどの付属品
  • 出す場所:区役所本庁舎1階や特別出張所などに置いた専用の回収ボックス、清掃事務所などの窓口
  • 回収ボックスや窓口に出せない小型家電は、「金属・陶器・ガラスごみ」か「粗大ごみ」になります。
  • 取り外せる電池やバッテリーは、先に外して持って行きます。
  • 出したものは返してもらえません。
  • 回収のとき、係の人はデータを消しません。個人の情報は、出す人が責任を持って消します。

ほかの市区町村では、ルールが違います。インターネットで「(市区町村の名前) 小型家電」と検索するか、市区町村のごみの担当に聞いてください。

(出典:新宿区「使用済小型電子機器等の出し方」、パソコン3R推進協会「小型家電リサイクルによるパソコンの回収」)

充電式電池・モバイルバッテリーの注意

ノートパソコンやスマホ、モバイルバッテリーなどには、リチウムイオン電池などの充電式電池が入っています。リチウムイオン電池は強い衝撃や高い温度に弱く、火が出ることがあります。ごみを処理する施設などで、火事が起きています。

  • 家庭から出すときは、お住まいの市区町村のルールに従って捨ててください(環境省)。
  • 充電式電池には、目印としてリサイクルマークの表示が決められています。
  • 電池だけの回収は、JBRC(充電式電池のリサイクルをする団体)の「リサイクル協力店」でもしています。

例:東京都新宿区の場合

  • 小型充電式電池とモバイルバッテリーを、資源の日(週1回)に資源・ごみの集積所(ごみを出す場所)で回収しています。
  • 端子(金属の部分)やケーブルの差し込み口にテープを貼って、電池だけを中が見えるポリ袋に入れて出します。
  • 小型家電の中の電池は外して出します。外せないときは、資源ではなく「金属・陶器・ガラスごみ」に出します。
  • モバイルバッテリーは、分解しないで出します。
  • ふくらんだり、形が変わったりした電池は、集積所ではなく、清掃事務所・清掃センターに持って行きます。

電池・スプレー缶・ライターなど、火が出るおそれのあるごみの出し方は日本でスプレー缶・電池・ライターを捨てるには|リチウムイオン電池・カセットボンベなど危ないごみの出し方にまとめています。

(出典:環境省「リチウムイオン電池関係」、新宿区「小型充電式電池の排出方法について」、パソコン3R推進協会「PCリサイクルQ&A」)

捨てる前に:パソコンのデータを消す

パソコンのハードディスクには、大切な情報が入っています。データを消すのは、捨てる人の責任です。メーカーは、回収したパソコンを処理するときにハードディスクを壊すなど、情報が漏れないようにしていますが、万が一のために自分で消すことが基本です。

パソコンでは、「ごみ箱を空にする」「初期化する」だけでは、データが残ることがあります。特別なソフトを使うと、読み取れる場合があるからです。パソコン3R推進協会は、次のような方法を案内しています。

  1. データ消去の専用ソフトを使う(パソコンメーカーや販売店のホームページで案内されています)
  2. 専用の装置で消す(データ消去のサービスをしている会社に頼む)
  3. ハードディスクを専用の機械で壊す(このサービスをしている販売店もあります)
  • 自分でハードディスクを取り出して、ハンマーなどでたたいて壊すのはやめてください。中の板がガラスでできていることがあり、けがをするおそれがあります。
  • パソコンがこわれて動かないときも、ハードディスクにデータが残っていることがあります。自分で消せないときは、メーカーに相談してください。
  • 市区町村の回収では、係の人はデータを消しません(例:新宿区)。スマホを携帯電話会社のショップに出すときは、ショップが情報の漏れを防ぐ対策をしています。写真やデータを移すことも相談できます。

(出典:新宿区「使用済小型電子機器等の出し方」、電気通信事業者協会「モバイル・リサイクル・ネットワーク(MRN)の概要」、パソコン3R推進協会「データ消去について」、パソコン3R推進協会「PCリサイクルQ&A」)

困ったとき・よくある失敗

「無料で回収します」という業者に渡してもいい?

注意してください。パソコン3R推進協会は、回収業者の中に、外国への転売や個人情報の転売など、法律を守らない悪い業者がいる可能性があると注意しています。環境省は、不用品回収業者が家庭のごみを集めるには、市区町村の一般廃棄物の収集運搬業の許可か、市区町村からの委託が必要だと説明しています。こうした許可や委託が確かめられない不用品回収業者には渡さないでください(この記事で説明したメーカーの回収、携帯電話のショップ、市区町村や家電量販店の回収のことではありません)。困ったときは、消費者ホットライン「188」(近くの消費生活センターなどを案内する番号)に相談できます。

(出典:パソコン3R推進協会「PCリサイクルQ&A」、環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください!」)

パソコンの部品やバッテリーだけを捨てたい

部品だけは、メーカーのパソコンの回収の対象ではありません。お住まいの市区町村に聞いてください。ノートパソコンのバッテリーだけなら、JBRCの「リサイクル協力店」で回収しています。

(出典:パソコン3R推進協会「PCリサイクルQ&A」)

パソコンのモニターはテレビと同じ?

違います。パソコンのモニター(ディスプレイ)は、テレビの決まり(家電リサイクル法)ではなく、パソコンの回収の対象です。

(出典:家電製品協会 家電リサイクル券センター「対象廃棄物(家電4品目)一覧」、パソコン3R推進協会「リサイクルの手順」)

帰国や引っ越しの前にまとめて捨てたい

メーカーの回収で料金がかかるパソコンは、料金を払ってから数日して伝票が届きます。引っ越しや帰国の日が決まったら、早めに申し込みましょう。引っ越しの手続は日本で引っ越すときの手続チェックリスト|転出届・転入届・在留カード・電気ガス水道・郵便の転送にまとめています。

(出典:パソコン3R推進協会「PCリサイクルQ&A」)

問い合わせ先

  • パソコンの回収(メーカーが分からない、メーカーがない、自分で組み立てた):パソコン3R推進協会 パソコンリサイクル受付センター 電話 044-540-0576
  • パソコン以外の小型家電・電池の出し方:お住まいの市区町村のごみの担当
  • 小型家電リサイクル法のこと:環境省・経済産業省

(出典:パソコン3R推進協会「メーカー名が見当たらない場合」、環境省「小型家電リサイクル関連」)

記事作成で参照した一次情報

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執筆

NIPPON VISA & LIFE編集部です。日本で暮らす外国人のみなさんに向けて、ごみ出し・交通・病院・役所の手続などの暮らしの情報と、入管・在留に関する公的機関の発表を、11言語でお届けしています。記事は、国や自治体などの公的機関の情報をもとに作成しています。

The NIPPON VISA & LIFE editorial team provides practical information for foreign residents in Japan — garbage sorting, transportation, hospitals and city hall procedures — as well as announcements from public agencies on immigration and residence, in 11 languages. Our articles are based on information from national and local government agencies.

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